大学院入試の英語勉強法


社会人の方、大学生などの英語家庭教師として東京で活動しています、英語見直し工房です。

 

大学院入試対策のご依頼が、近年多くなりました。

【ご依頼の例】

  • 大学院入試対策の予備校や塾の英語の授業についていく自信のない方
  • 大学入試で鍛えた英語力が大学生の間に英語力が低下してしまった方
  • 推薦等で大学に入学したため英語をしっかり勉強したことがなく、基礎力に不安のある方

やはり、英語の基礎に不安を持っている方からのご依頼を受ける傾向にあります。

今回は私が取っている『基礎からの大学院英語受験対策』についてお話します。

英語の和訳が多い

大学院入試の英語は学校にもよると思いますが、長文の出題が多く、それも全文訳下線部訳要約など、

読む英語」の出題が多いと感じます。

 

逆に、文法・単語・熟語の穴埋めや選択問題(センター試験の大問2形式)は少ないように思います。

 

もしそのような文法問題が出るのあれば、大学入試と同じように、『NEXT STAGE』、『UP GRADE』、『VINTAGE』等の大学入試頻出文法問題集でしっかりと英文法力も高めるべきです。

 

しかし、試験まで時間が限れられて「読む英語」が多い出題傾向であれば、「読む英語」に絞って対策を立て見るのも、良いと思います。

 

英語を読むための勉強は、通常

「1文から1段落程度の文の和訳練習」→「長文読解」へ進むように私は指導しています。

今回は、その「1文から1段落程度の文の和訳練習」の問題集についてご紹介します。

大学院入試英語の参考書・問題集(読解基礎)

  1. 英文法基礎10題ドリル(駿台文庫)
  2. 読解のための英文法が面白いほど分かる本(KADOKAWA)
  3. 入門英文解釈の技術70(桐原書店)
  4. 基礎英文解釈の技術100(桐原書店)
  5. 英文解釈の技術100(桐原書店)

上記は、短めの英文を読んで和訳(1には並び替え問題も有)する問題集です。

英文法の力を読解に応用できるようにする練習で、「英語構文」もしくは「英文解釈」とも言います。

試験までの時間により、下記に示すように進め、あとは志望校の傾向に合った長文の素材にあたれば良いと思います。

(1から5に行くにつれて難しくなります。)

 

【最低1~3まで】

1と2で、基礎の基礎を固めます。3では1と2で学んだことを生かしながら和訳練習をします。

1と2は、問題のほとんどが1行の文、3は、2行から段落一つ分の長さです。

 

【4までが理想】

3,4,5の『英文解釈の技術』シリーズは、同じ形式で難易度が違うだけの問題集です。

4くらいまで行ければ英語を日本語に訳すパターンはかなり網羅できるはずです。

 

ここまできたら、過去問の傾向に合わせ長文問題でアウトプットの練習を積んでください。解説をよんで理解する力はついているはずです。

 

【5について】

5は難しいため『英文解釈の技術』シリーズに抵抗がなく、難しい英文和訳問題が出るのであれば、、という感じで使用してください。

中学高校レベルの英文法は必要

上記の参考書は「英文法の知識を、英語を読んだり和訳する力に結び付ける」ための本です。

 

中学・高校の授業レベルくらいの英文法は最低限理解してからの方が、上記の本の理解が深まります。

 

私の生徒には、塾専用教材の『新中学問題集』『リードA』で基本的な英文法を復習をしてから、上記の参考書に取り組んでもらっています。

 

一般の方は塾用教材が手に入らないかと思いますので、高校時代の英文法の副教材や、英語表現のテキストが残っていればそれを活用するのも良いかと思います。


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2020年5月現在、オンライン(Zoom)での生徒さんのみを募集しています。>>受講案内

教室での受講は、社会情勢を鑑みながら再開の予定です。